2014年6月8日「霊の結ぶ実は愛」

投稿日時 2014-06-08 00:53:42 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

本日の聖書  ガラテヤの信徒への手紙5章22節

「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。」


宣教題 『霊の結ぶ実は愛』   牧師 新保雅雄


ペンテコステ。過ぎ越しの祭りから数えて50日目、つまりイエスが十字架につけられ死んで復活してから50日目、天から聖霊が注がれた。その日弟子たちに不思議なことが起こる。弟子達が突然外国の国々の言葉を語りだす。それまでイエスなどは知らないと恐れ隠れていた弟子たちが、イエスの証人となって復活の証言を始めたのである。これがペンテコステに起こった出来事である。(使2章)


聖霊の働きの一つには、イエス・キリストの証人として復活の証言者になる事が出来るということがある。証人になる為には、神とは何かを知らなければなれない。しかし彼らが自身の力で神を知ったのではなく、神側が彼らに神を信じるようにさせてくれたのである。つまり「聖霊によって神を知る」のです。わたし達の善行が神を知ったのではなく聖霊によるのです。


そしてここに集まって聞いていた人達は、自分の国の言葉で福音を聞いたのです。つまり神とは何かを、その人自身に理解できる言葉で語らせるということが、聖霊のもう一つの働きです。何かわけの分からない不思議なことを起こすことが聖霊の働きではなく、相手に分かる言葉で語りイエス・キリストを信じるように導くこと、これこそが聖霊の働きです。


そして聖霊によって神を語る目的は、「霊の結ぶ実は愛である」。と言われています。神を語ることは、愛の種まきである。神の目的なのです。神がいつも私たちと共にいますようにとは、聖霊がいつも私たちを後押ししてくださり、愛の種まきを共に働かれているということである。


聖霊が働きかけてくださるそのままに私たちも神を信じ、神が語らせるそのままに神を語り、そして何よりも「神が愛されたように愛するように」なりたいと願う。






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