2014年3月16日 「子供たちを抱き上げて」

投稿日時 2014-03-16 03:25:00 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

本日の聖書 マルコによる福音書10章13〜16節

イエスに触れていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。:はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」:そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。

宣教題  「子供たちを抱き上げて」   北村紀一

 もし皆さんが、ものすごく忙しくて、これ以上手に負えないな〜と思っている時に、さらに追い打ちをかけるように人が来たら、どうするでしょうか。今忙しいから、あとで来てね。と追い返すでしょうか。

弟子たちは、イエス様にふれてほしくて子供を連れてきた人を、叱って追い返そうとしました。しかも、当たり前のように正当化していました。その弟子たちに憤って、イエスさまは聖書が語る真理を伝えました。

「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。」(14節)

何もできない、わからない、親に信頼して委ねるしかないそんな子どもたちです。しかし「神の国は、このような者たちのものである。」

つまり、保護者がいなければ何もできない存在こそが、神の国入るのに相応しいと語るのです。

このことを通して、弟子たちも自分もまた幼子と変わりない者であることに気付かされたことでしょう。また、同様に人の子に共通している恵みは、「成長」することです。子供は、見たり聞いたりいろいろとやってみて、泣いたり、笑ったり、考えたりさせられて、学びながら成長するのです。

私たちは、自分が神の国に相応しいから教会に招かれているわけではありません。むしろ、相応しくないにもかかわらず、招かれているのです。そして私たちは神さまからみれば、いくつになっても子どもであるように、成長し続けていくことができるのです。

イエスさまが憤って弟子たちを叱ったのは、主のところに連れて来られた小さな人を遮ろうとしたからです。これは神の国を遮ることと同じです。私たちも、自分の都合や偏見を超えて主のみこころのままに成長させていただけますように祈り求めていきましょう。






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